LVDS信号を基板のどこから取ろうか悩みました
液晶基盤にLVDS信号を送る小さい方の基板をよく見てみると
バス配線の配列を反転させるようにスルーホールがちょうど空いてました
画像の赤丸がその部分です
小さい方の基盤 |
非常に細かい作業 |
がっ!!
TMDS変換基板に接続し通電するもうまく動作しないのです・・・
あれこれ調べて見るとTHine THC63LVD823Bのデータシートにこんな記述が
Multi Drop Connection |
Oh...
そうですか そうですか・・・
基板のパターンカットするわけにもいかないので(元の液晶も使いたいので)
コネクタ探して直接信号取らないといけないみたいですねぇ
ってことで形状のタイプやピン数とピッチ間隔などで検索して
大きい基板からのLVDS信号出力コネクタが判別
コネクタは ヒロセ df14-30s-1.25c でした
(その2の記事中でしれぇーっと書いてありますが後日談なので・・・)
コネクタのみでバラで買えるとこはそうそう無いのでコネクタを使った既成品を探しました
THine THC63LVD104Cのデータシートを元に基板を逆に追ってピンアサインを確認
大きい基板のコネクタを左から1ピンとして以下に記録
でも必要な信号はこれで十分なのでいいかなって・・・
買ってきたケーブルセットを必要な線以外バラしてカット
ねじねじ |
LVDS 0~3とCLKをそれぞれネジってあとGNDを一本出しときます
高周波信号線なのでノイズに非常に弱いのでネジネジします
なぜネジネジしてツイストペア線にするのかはググっておkなのですが
LVDS信号は+と-の差動信号で銅線2本間が真逆の信号の流れになります
銅線に電流が流れると磁力が発生します
2本をネジっておくとその発生する磁力が相殺されて
損失や外部からのノイズに強くなるわけですね すごい!
LVDS信号って |
2mmピッチ ピンヘッダ |
TMDS変換基板に挿せるようにコネクタっぽく作ります
2mmピッチピンヘッダをユニバーサル基板に軽く瞬間接着剤で固定しておき
必要なランドをのこして基板をカットしました
意外と小さい |
前回の記事のピンアサインを参考にネジったケーブルをユニバーサル基板に半田しました
あと電源供給用に5Vの(500mAとか1Aあれば十分?)ACアダプタに合うジャックも半田
HDMI出力コネクタへの(ホットプラグ用含む)配線も接続
ケーブルの対基板半田だけでは接続がめっちゃ弱すぎなのでホットボンドで固めました
GNDの線はピロローンっとしときます
シールド |
台所用品のシンク周りに使えるアルミテープを巻きます
アルミ表面がコーティングされてない通電するものがいいです
残しておいたGND線の被覆を途中のみ剥いでアルミテープに接触するように巻き込み
信号ケーブルがGNDで包まれる様にしてノイズをGNDに吸収させるようにします
GND線の先を電源のGNDに繋ぎシールド線の完成です!
次回はHDMIコネクタ側を作成しなきゃですね